早川チャンネル「OPP袋に印刷を行う上での注意点」

毎度ありがとうございます!

早川製袋の天辻です。
いつも弊社ホームページをご覧いただきまして、誠にありがとうございます!!

 

今回はOPP袋に印刷を行う上での、よくある質問を注意点としてまとめ、お伝えしていきます。
弊社でメインに取り扱っております、「グラビア印刷」を例にしていきます。

OPPの印刷袋を製作する際の参考にして頂けたら幸いです。

 

―完成品納期までのスケジュール―

弊社でグラビア印刷を用いてOPPに印刷を行う場合、

「デザインデータ入稿」→→「デザイン完成(校了)」→「原料フイルム手配」「印刷用版の製作(製版)」→「原料フイルムへの印刷」→「印刷済フイルムの製袋」

このような流れで制作を行います。
このように多くの工程が必要となりますので、印刷製品の納期は標準で「校了後約1ヶ月程度(約25営業日)」掛かります。
「発注日」ではなく、デザイン決定の「校了日」起算になるところが注意点です。

―印刷デザイン入稿時の注意点―

イラストレータ(AIファイル)での入稿をお願い致します。
PDFは編集が出来ず、品質低下につながります。

サイドシール部分から2mmは印刷不可能です。
袋横のサイドシール部分にインキが付着すると、袋が破れる(破袋)のリスクが高まります。

文字が入る場合、必ず「アウトライン化」を行って下さい。
文字化け、フォント化け、字間の乱れが発生し、デザインが変わってしまう恐れがあります。

・細すぎる表現は、「つぶれ」「かすれ」の原因になります。
文字6pt以上、線幅0.2mm以上を使用して下さい。

CMYKカラーを使用して下さい。
仕上がり色味が変わってしまう為、印刷出力用の「CMYKカラー」を使用して下さい。

・データ上の袋幅と、製品現物の実際幅は多少縮む為、異なります。
製袋時に縮みが発生する為、台紙封入等で最小幅に制約があるものは、1~2㎜の縮みシロを考慮して下さい。

特色使用時は「DIC」「PANTONE」カラーチップをご使用下さい。
色番号と共に必ず、「第○版」ご明示下さい。版によって色味が異なります。

もしくはカラーチップ現物をお送り下さい。

 

―校正について―

・必ず「校了」を頂いております。
一度製版が開始されると一切の変更は出来ません。トラブル回避の為にも必ず「校了の御連絡」をお願いしております。

・「折トンボ」「光電管マーク」を作成します。
デザインによっては、袋サイズ、印刷位置決定用の「折トンボ」印刷ズレ防止センサー用の「光電管マーク」を作成します。

校正は校正専用機を使い「紙焼き(青焼き)」「フイルム出力(ミマキ)」にて行います。グラビア印刷機での校正、および試作は出来ません。

 

紙の印刷物と異なり、OPP及びCPPのグラビア印刷は「本機校正」が出来ません。

校正用の専用出力機にて「紙もしくはフイルム」に印刷を行い、デザインのチェックを行います。印刷方式が異なりますので、完成品との色味に若干の差異が発生する可能性が御座います。特に特色部分は掛け合わせ表現での再現の為、大きく異なる場合が御座います。

よって、色見本ではなく、デザイン確認用としてご利用下さい。

 

以上がOPP印刷について、よくある質問を基にした注意点です。今回取り上げていない注意点に対しての疑問点等御座いましたら、
ご遠慮なくお問合せ下さいませ。

今回も最後までお読みいただきありがとうございました。それでは次回をお楽しみに♪

 

 

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